拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
「おはよう。」

「おはよ。」

颯太くんと会って、

冬馬の家のチャイムを鳴らした。

そこにはあの日私を

病院に連れて行ってくれた

冬馬のお母さんがいた。

「お久しぶりです。」

「来てくれてありがとう。」

そんな挨拶をして

冬馬に挨拶をした。

そして手紙を置かせてもらった。

どうか冬馬に届きますように。
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