拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
私たちは夜まで遊んだ。

そして最後に観覧車に

乗ることにした。

初めての観覧車に

私はワクワクしながら

足を踏み入れた。

乗って少しすると

私は言った。

「冬馬は幸せだったかな。」

颯太くんは私を見て言う。

「おばさんも言ってたでしょ。

絶対、幸せだったよ。」

そうだといいな。
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