拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
それを聞いた瞬間、

男子じゃないことはわかった。

「んー?女子なら

ブレスレットじゃない?」

私は普通に答えた。

だけど心臓は

ドクンドクンと

音が大きく鳴っていた。

「やっぱそうだよな。」

否定をしない磯崎に

胸がズキンとした。

きっと私より近い、

本当に好きな人に

渡すんじゃないだろうか。
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