拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
「それで·····告白はするの?」

静華が聞いてきた。

だから私は答えた。

「でもブレスレットを

プレゼントするような相手が

いるみたいだし私は脈ナシ?

なのかなぁって。」

本当にそう思った。

そもそも数日前まで

私は磯崎の存在を

気にしたこと無かった。

磯崎だって告白してくるまで

名前すらあやふやだったんだ。

しかも地味って思われてたし。
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