拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
だから私は否定した。

「その言葉のために

頑張ってるだけじゃない?」

自分を拒んだ相手に

楽しかったって言わせて

きっと満足したいだけだ。

そう考えては自分でへこむ。

磯崎に好意を持っている私は

きっと磯崎にとって

周りに集ってくる女子達と

同類だ。

所詮その中の一人。

特別な存在にはなれない。
< 51 / 227 >

この作品をシェア

pagetop