拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
私は1人でショックを受けていた。

勝手に期待して、

勝手に落ち込んで、

恋ってこんなものなのだろうか。

「恋って切ない……。 」

そんな言葉がこぼれおちてしまった時、

後ろから声がした。

「何言ってんの?」

「うわぁぁ·····!」

私は慌てて遠のく。

「何?」

磯崎は私に近づいた。

改めて見ると綺麗な顔だなぁー。

なんて思う。
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