拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
磯崎は見透かしているかのように

私をからかう。

朝から会えてよかった。

単純な私はそんなことで満足をした。

(あの人、磯崎くんの彼女?)

(新しく出来た?)

(普通の女子じゃん)

(許せない)

そんな陰口が聞こえた。

「ははは·····

磯崎くんなんか聞こえるんだけど。」

私は周りの女子と目を合わせず

磯崎に質問した。
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