拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
「気にしない気にしない♪」

そう言って磯崎は

平然と歩いてた。

確かにこんなんじゃ

磯崎が性格をこじらせるのも

わかる気がした。

「じゃあね。」

そう言ってお互いの教室に入る。

昼休みと下校を共にしたけれど

結局その日は嫌われるのが怖くて

ブレスレットを渡す相手と

どんな関係なのか

聞くことは出来なかった。
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