拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
けれど隣にいる男子ときたら

金髪でピアスを開けている。

私には不良に見える。

「おはよ♡」

挨拶をされれば無視はできない。

「おはようゴザイマス……。」

渋々挨拶をした。

「なんか君·····うさぎみたいだね?」

そんなことを言われたのは

生まれて初めてだ。

どういう意味がわからず

私は黙っていた。

「こら、染矢さん困ってるだろ。」
< 64 / 227 >

この作品をシェア

pagetop