拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
腕に冷たい感覚が走る。

「目を開けて。」

私の手首には

黄色いブレスレットが付いていた。

「嘘·····」

私は驚きで固まった。

「ピンクの方が好きだった?」

磯崎に質問された。

私は普通は女子が

ピンクの方が好きだろうと

あえてピンクを選んだ。

なのに·····

「染矢さんには黄色が似合うと思って」
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