エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
しかし紅葉様の考えは違うようだった。
「由香里は強い子です。家族だからこそ由香里は誰よりも事実を知る権利があると思います。それに由香里なら、話を聞いたら迷いなく協力すると言ってくれると思うんです」
そう話す紅葉様は凛としていて眩しい。あれほど守ってあげたいと思っていたのに、今の彼女は頼もしくも見える。
そんな紅葉様だからこそ俺は惹かれたんだと思うよ。
「わかりました、由香里様にもお話ししましょう」
「おい、本当にいいのか!? 実の父親の話なんだぞ?」
俺の話を聞き、慌てて聞いてきた卓也に深く頷いた。
「彼女の護衛についている溝口からも、曲がったことが大嫌いな強い人だと報告を受けている。それに紅葉様の言う通り、由香里様には誰よりも事実を知る権利がある」
「それはそうだけど……」
卓也は心配しているが、紅葉様が大丈夫と言うのならば大丈夫だろう。
「話をする前に溝口にも相談してみるよ。紅葉様、それでもいいですか?」
「はい、もちろんです。ありがとうございます」
紅葉様だけではなく、由香里様も協力してくれるとなればよりいっそう気を引き締めておふたりを守らなければいけない。そして絶対に事件の真相を突き止めてみせる。
紅葉様の笑顔を見ながら強く心に誓った。
「由香里は強い子です。家族だからこそ由香里は誰よりも事実を知る権利があると思います。それに由香里なら、話を聞いたら迷いなく協力すると言ってくれると思うんです」
そう話す紅葉様は凛としていて眩しい。あれほど守ってあげたいと思っていたのに、今の彼女は頼もしくも見える。
そんな紅葉様だからこそ俺は惹かれたんだと思うよ。
「わかりました、由香里様にもお話ししましょう」
「おい、本当にいいのか!? 実の父親の話なんだぞ?」
俺の話を聞き、慌てて聞いてきた卓也に深く頷いた。
「彼女の護衛についている溝口からも、曲がったことが大嫌いな強い人だと報告を受けている。それに紅葉様の言う通り、由香里様には誰よりも事実を知る権利がある」
「それはそうだけど……」
卓也は心配しているが、紅葉様が大丈夫と言うのならば大丈夫だろう。
「話をする前に溝口にも相談してみるよ。紅葉様、それでもいいですか?」
「はい、もちろんです。ありがとうございます」
紅葉様だけではなく、由香里様も協力してくれるとなればよりいっそう気を引き締めておふたりを守らなければいけない。そして絶対に事件の真相を突き止めてみせる。
紅葉様の笑顔を見ながら強く心に誓った。