エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
『すべての謎が明かされる』
衝撃に事実を聞かされてから五日後の昼下がり、私と木嶋さんは都内のある日本料理店を訪れていた。
完全個室の落ち着いた和室で待つこと十分、由香里と彼女のSPの溝口さんがやってきた。
「ごめん、待たせちゃった?」
「ううん、私は早く来すぎちゃったの。時間ぴったりだよ」
私と木嶋さんが並んで座っている真正面に、ふたりも並んで腰を下ろした。
これから話すことを由香里はどう受け止めるのか、それが怖くて気になって昨夜はほとんど眠れていない。
「もしかしてこの前会った時の話の報告? だったら溝口さんたちには今回も席を外してもらおうか?」
チラッと木嶋さんを見て言ったところ、由香里は木嶋さんとなにか進展があったと勘違いしているようだ。
「ううん、大丈夫。……それに今日はふたりにも同席してほしいんだ」
私ひとりでは、もしかしたら話が話だけにうまく伝えることができないかもしれない。その時に備えて事情を知るふたりに同席してもらったほうがいいはず。
完全個室の落ち着いた和室で待つこと十分、由香里と彼女のSPの溝口さんがやってきた。
「ごめん、待たせちゃった?」
「ううん、私は早く来すぎちゃったの。時間ぴったりだよ」
私と木嶋さんが並んで座っている真正面に、ふたりも並んで腰を下ろした。
これから話すことを由香里はどう受け止めるのか、それが怖くて気になって昨夜はほとんど眠れていない。
「もしかしてこの前会った時の話の報告? だったら溝口さんたちには今回も席を外してもらおうか?」
チラッと木嶋さんを見て言ったところ、由香里は木嶋さんとなにか進展があったと勘違いしているようだ。
「ううん、大丈夫。……それに今日はふたりにも同席してほしいんだ」
私ひとりでは、もしかしたら話が話だけにうまく伝えることができないかもしれない。その時に備えて事情を知るふたりに同席してもらったほうがいいはず。