エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「それにしてもさすがあの会社の御曹司ね。こんな素敵なホテルを予約してくれるんだから。スイートルームでランチなんてすっごい贅沢」
「……うん」
このホテルは世界的にも有名で、この部屋は最上階にあるスイートルームだ。静馬さんがゆっくり話ができるようにと手配してくれた。
「本当はロビーで紅葉のことを待っていようと思っていたんだけど、ホテルのスタッフにも話しを通しておいてくれたみたいで、マスコミに見つかったら大変だから部屋にどうぞって案内してくれたの」
「そうだったんだ」
静馬さんらしい気遣いに笑みが零れる。
「本当、自分の父親を殺した男の娘にも優しくしてくれて、ありがたいよ。……紅葉にもお兄ちゃんが怖い思いをさせてごめんね。ふたりには謝っても謝り切れないよ」
「そんなっ……! 由香里が気負うことじゃないからね? 静馬さんだって絶対そう思ってるよ」
「紅葉……」
今にも泣きそうな由香里の隣に移動し、そっと肩を抱き寄せた。
「……うん」
このホテルは世界的にも有名で、この部屋は最上階にあるスイートルームだ。静馬さんがゆっくり話ができるようにと手配してくれた。
「本当はロビーで紅葉のことを待っていようと思っていたんだけど、ホテルのスタッフにも話しを通しておいてくれたみたいで、マスコミに見つかったら大変だから部屋にどうぞって案内してくれたの」
「そうだったんだ」
静馬さんらしい気遣いに笑みが零れる。
「本当、自分の父親を殺した男の娘にも優しくしてくれて、ありがたいよ。……紅葉にもお兄ちゃんが怖い思いをさせてごめんね。ふたりには謝っても謝り切れないよ」
「そんなっ……! 由香里が気負うことじゃないからね? 静馬さんだって絶対そう思ってるよ」
「紅葉……」
今にも泣きそうな由香里の隣に移動し、そっと肩を抱き寄せた。