エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「紅葉は告白するつもりはない、後悔しないって言っていたけど、やっぱり私は想いを伝えたほうが絶対にいいと思う! それにね、あんなに素敵な人なんてこの先なかなか出会いないからね? 最初に好きになった人が完璧すぎて、他の男に魅力を感じなくなるに決まってるから!」
息継ぐ間もなく言ったため、由香里は落ち着かせるように大きく深呼吸して私の手をギュッと握りしめた。
「好きなら諦めちゃだめ。最後まで足掻かないと! いいじゃない、少しくらい困らせたって。向こうだって随分と思わせぶりな態度だったんだから、お互い様よ」
由香里独自の持論に、つい笑みが零れてしまう。でもそうだよね、由香里の言う通り静馬さんは何度も私が勘違いしそうな言動に出ていた。
だったら最後くらい私が彼を困らせたっていいのかもしれない。
「告白、してみようかな」
ぽつりと言うと由香里は目を輝かせた。
「うん、そうだよ告白しなくちゃ!」
「失恋しちゃったら、責任もって慰めてね」
「もちろん! ……まぁ、その心配はなさそうだけど」
「えっ?」
息継ぐ間もなく言ったため、由香里は落ち着かせるように大きく深呼吸して私の手をギュッと握りしめた。
「好きなら諦めちゃだめ。最後まで足掻かないと! いいじゃない、少しくらい困らせたって。向こうだって随分と思わせぶりな態度だったんだから、お互い様よ」
由香里独自の持論に、つい笑みが零れてしまう。でもそうだよね、由香里の言う通り静馬さんは何度も私が勘違いしそうな言動に出ていた。
だったら最後くらい私が彼を困らせたっていいのかもしれない。
「告白、してみようかな」
ぽつりと言うと由香里は目を輝かせた。
「うん、そうだよ告白しなくちゃ!」
「失恋しちゃったら、責任もって慰めてね」
「もちろん! ……まぁ、その心配はなさそうだけど」
「えっ?」