エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
『ただ、素直な気持ちを伝えたい』
「ふ~ん……。それで私のSPも一緒に店の外で待たされているわけだ」
「うん。だって由香里のSPだけ店内に入れたら、木嶋さんも入ってくるでしょ?」
「だからって春とは思えない真夏日に、外で待たせるなんて酷でしょうに」
ため息交じりに言う由香里に、私はチラッと外で待つふたりに目を向ける。
仕事の話をしているのか、木嶋さんは由香里のSPと真剣な表情で話していた。
久次さんとの一件から一週間余り経つが、私はこれまでのように木嶋さんに接することができなくなっていた。
自分では普通に接しているつもりだけど、何気ない言葉や仕草にドキッとしてしまい、今までどんな風に木嶋さんと過ごしていたのかさえ、わからなくなるほどだった。
久次さんという婚約者がいるのに、他の男性を意識しているなんてあってはならないこと。そう頭ではわかっているけれど、心が言うことを聞いてくれない。
ひとりでは抱えきれない悩みとなり、意を決して由香里に相談するために彼女をランチに誘った。
「うん。だって由香里のSPだけ店内に入れたら、木嶋さんも入ってくるでしょ?」
「だからって春とは思えない真夏日に、外で待たせるなんて酷でしょうに」
ため息交じりに言う由香里に、私はチラッと外で待つふたりに目を向ける。
仕事の話をしているのか、木嶋さんは由香里のSPと真剣な表情で話していた。
久次さんとの一件から一週間余り経つが、私はこれまでのように木嶋さんに接することができなくなっていた。
自分では普通に接しているつもりだけど、何気ない言葉や仕草にドキッとしてしまい、今までどんな風に木嶋さんと過ごしていたのかさえ、わからなくなるほどだった。
久次さんという婚約者がいるのに、他の男性を意識しているなんてあってはならないこと。そう頭ではわかっているけれど、心が言うことを聞いてくれない。
ひとりでは抱えきれない悩みとなり、意を決して由香里に相談するために彼女をランチに誘った。