エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
不埒な私に文句を言われたり、軽蔑されたりすることも覚悟して打ち明けたら、由香里の反応は違った。
なぜか嬉しそうに頬を緩めては、さっきのように言ってきたわけだ。
「でもまぁ、彼らならどんな炎天下にも耐えられるか」
「それは木嶋さんたちがSPだから?」
聞き返すと、由香里は得意げに「違うんだなぁ」と言いながら人差し指を立てた。
「私のSPに聞いたんだけどね、私のSPの溝口(みぞぐち)さんと木嶋さんは、元警察のSPだったんだって」
「そう、だったんだ」
ってことは、木嶋さんは元警官だったってことだよね? 意外な事実に驚きを隠せない。
「警察のSPって誰でも簡単になれるものじゃないらしいよ。その中でも木嶋さんはエリート中のエリートで、総理大臣や国賓の護衛に当たっていたみたい」
総理大臣に国賓? それってかなりすごいことだ。そんな仕事辞めてどうして今は民間のSP会社に勤めているんだろう。
「それだけ厳しい訓練を積んでいる人だし、警察内でも木嶋さんに勝てる人はいなかったらしい」
「そうなんだ」
なぜか嬉しそうに頬を緩めては、さっきのように言ってきたわけだ。
「でもまぁ、彼らならどんな炎天下にも耐えられるか」
「それは木嶋さんたちがSPだから?」
聞き返すと、由香里は得意げに「違うんだなぁ」と言いながら人差し指を立てた。
「私のSPに聞いたんだけどね、私のSPの溝口(みぞぐち)さんと木嶋さんは、元警察のSPだったんだって」
「そう、だったんだ」
ってことは、木嶋さんは元警官だったってことだよね? 意外な事実に驚きを隠せない。
「警察のSPって誰でも簡単になれるものじゃないらしいよ。その中でも木嶋さんはエリート中のエリートで、総理大臣や国賓の護衛に当たっていたみたい」
総理大臣に国賓? それってかなりすごいことだ。そんな仕事辞めてどうして今は民間のSP会社に勤めているんだろう。
「それだけ厳しい訓練を積んでいる人だし、警察内でも木嶋さんに勝てる人はいなかったらしい」
「そうなんだ」