Well you marry me?
「もちろん、返事はsiしかないよ」

あたしの言葉にアダンは安心したような顔を見せ、「ありがとう」と呟く。結婚はしていなかったけど、家族みたいに暮らしていたから、何だかくすぐったい。

しばらくお互い静かに喜び合った後、話は結婚式のものへと変わる。晴れ姿、お互いの両親に見せたいからね。

「結婚式する場所、どこにする?」

「う〜ん……。××城で挙げるか?費用の面で考えるとその方がいいと思うぞ」

「お城で結婚式憧れてたから、そっちで挙げたい!」

「じゃあ、予約しに今度行こう」

パパのタキシード姿とママのドレス姿を見た子どもたちはどんな反応するのかな?二人の顔を想像してわくわくしながら、あたしはアダンの頬にキスを落とした。






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