クールな君の隠し事
「はぁー、もう遅刻確定じゃん。」


諦めた私と春はのんびり行くことにした


結局着いたのは9時ちょっと過ぎ


途中で野良猫撫でてたら思ったより時間がかかってしまった


「えーっと、あ、春とクラス離れた。」


「うわまじだ、あでも海翔(かいと)とは同じだわ。」


「私も美咲(みさき)と同じだー!」


美咲とは中学からの親友


何でも話せて大好きな友達だ


海翔は去年春と同じクラスになって意気投合したらしくいつも私と美咲合わせて4人でつるんでいる


「じゃ、また昼ねー!」


「おー、海翔といくわ。」


教室の前で春と別れ入ろうとしたら


「おー、桜崎。今日も幼なじみと仲良く遅刻かー?」


げ、、、この声は。


「うわ、やっぱり金ちゃんじゃん。また担任かよ。」


金ちゃんこと金田一(かねだ はじめ)は今年31になる体育会系の男の先生だ


「うわとはなんだ、全く初日から遅刻とは変わっとらんなー。今年もビシバシ指導してやるからな!」


「金ちゃんそれセクハラ〜!」


「んなっ、、そんなわけ、!」


慌ててる金ちゃんを後に自分の席に着いた
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