あなたが私を見つける日まで
教室に行けなくても、日向君との関係だけは壊れたくないな。


だって彼は、私がこの高校に来て初めて出来た“友達”と呼べる人だから。










そのまま私は夢の世界へ足を踏み入れてしまったから、




「…俺も」




眠っていたはずの日向君がぱちりと目を開けてそんな事を零していたなんて、知る由もなかった。













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