再愛
昼休みもインスタチェックする。
この子、若いよね。
いくつなだろう?
もしかして、今日遅くなるのって浮気?!
ちょと気を緩めると、美優のことばかりを考えてしまい、同じことの繰り返しをしてしまい仕事の効率が悪い。
残業になりながら、ようやく仕事を終えるとおイタリアンのファミリーレストランに行くとパスタを注文した。
美優って何がしたいんだろう?
“奥さんへ”と書いているくらいだから自分が不倫をしていることはわかっているんだよね?
慰謝料のこととか考えていないんだろうか?
とりあえず手紙の事は聞いてみよう。
念のため、QRコードのシールをゆっくりと剥がすと意外と綺麗に剥がれてぱっと見はシールの剥がし跡はわからない。
正人は10時過ぎには帰宅をした。
「おかえり」
正人は柔和な微笑みと共に「ただいま」と言うと真っ直ぐにシャワーを浴びに行った。
そうだ、普段は結構ダラダラしてるのに遅くなる日は速攻シャワーを浴びている。
それだけなら、特に気にならなかったけど浮気してきてるなら頷ける。
美優の写真の中には高額なバッグや財布なんかも【まーくんからのプレゼント】とかコメントつけて写真をアップしていた。
結婚してからろくすっぽプレゼントなんてくれなかったくせに美優にはあげてることが腹立たしいし、年収が私の方がいいため子供を作ることに二の足を踏んでいる状態だった。生活費なども私の方の負担が多いが仕方がないと思っていたのに、女に貢いでいていたことが本当に許せない。
金持ち元カレのモンスター親に絶望して、普通の人をと思ったら、とんだゲス野郎だった。
朝は浮気をされていたことにショックを受けたが、正人に愛情があった。だけど、美優とのアホな写真やプレゼントを渡しているのをみて、愛情って何だっけ?と、正人をすきなのかどうかわからなくなってしまった。
「はぁーサッパリした」
そう言いながらバスルームから出ると冷蔵庫を開けてビールを取り出すとプシュという音のあとにごくごくと喉のなる音が聞こえる。
イラつく
スマホのボイスメモを起動する。
「ねぇ、正人。朝、集合ポストをのぞいたら変な手紙が入っていたんだけど」
首にかけたタオルで顔を拭くと、缶ビールをテーブルに置き私が差し出した封筒を受け取った。
その表に書かれた
“正人さんの奥さんへ”
という文字にピクリとなる。
さらに、裏をみて“美優”の文字を見るとシャワーあとの水滴ではないものが顔から流れてきた。
明らかに焦っているのに平成を装いながら手紙を取り出した。
中には“正人さんと別れてください”と書いてある。
「これなに?心当たりは?」
かなり挙動不振のくせに、平常心を保とうとしているのが見え見えだ。
私は、この人の嘘のつけないところが好きだったんだから。
「他には何か入ってなかったのか?」
顔がヒクヒクしてるよ。と、言いたいがまだまだ情報が少ない。
「これだけ。切手も貼っていないし集合ポストにも名前は出してないから、明らかに部屋を知ってる人だよね?美優って誰?どうして別れてって書いてあるんだろ?」
「同じマンションの人がイタズラしてるとか?」
「マンションの人とは付き合いが無いし。それよりも美優って?」
正人は「知らないよ」と言って、手紙を二度ビリビリと破くとそれをさらに丸めてゴミ箱に捨てた。
「でも、おかしいでしょ?正人、美優ってひとと浮気してるの?」
「するわけ無いだろう。疑ってんの?」
いやだって、これはどう考えても怪しいし、インスタ見ちゃったし。
ただ、性行為があるかどうかの証拠はない。
「だって、おかしいじゃない」
「あー!分かったよ。もしオレがこの美優とかいう人と浮気したとして何?土下座でもすればいい?てか、だったら瞳もママ活でも、浮気でもやっていいよ。それで気が済むならイーブンって事で。もう、オレ寝るから。くだらないこと言ってないで瞳も寝なよ。まさか、浮気を疑われるなんて思わなかった。ショックだよ。そりゃ、瞳の方が稼ぎが多いのは分かってるけどさ、だからって、変な手紙より自分の旦那を疑うなんて。この3年はなんだったんだろうな」
そう喋りまくりながらベッドルームへ消えていった。
こんなに喋りまくる正人を初めて見た。
てか、内容が破綻しまくっている。
オレ、クロです!
と、言っているようなものだ。
嘘がつけない人だから好きになったけど、その代わり嘘がつけないからバレバレになってる。
しかも、選んだ相手が自爆女だ。
一旦、ベッドルームへ行ったが一緒に寝るのは無理だと判断して肌布団の予備を持ってリビングに行こうと思ったが、布団の中でこっそりスマホを見ているのが光が漏れてバレバレになっている。
美優と連絡しているんだろう。
この子、若いよね。
いくつなだろう?
もしかして、今日遅くなるのって浮気?!
ちょと気を緩めると、美優のことばかりを考えてしまい、同じことの繰り返しをしてしまい仕事の効率が悪い。
残業になりながら、ようやく仕事を終えるとおイタリアンのファミリーレストランに行くとパスタを注文した。
美優って何がしたいんだろう?
“奥さんへ”と書いているくらいだから自分が不倫をしていることはわかっているんだよね?
慰謝料のこととか考えていないんだろうか?
とりあえず手紙の事は聞いてみよう。
念のため、QRコードのシールをゆっくりと剥がすと意外と綺麗に剥がれてぱっと見はシールの剥がし跡はわからない。
正人は10時過ぎには帰宅をした。
「おかえり」
正人は柔和な微笑みと共に「ただいま」と言うと真っ直ぐにシャワーを浴びに行った。
そうだ、普段は結構ダラダラしてるのに遅くなる日は速攻シャワーを浴びている。
それだけなら、特に気にならなかったけど浮気してきてるなら頷ける。
美優の写真の中には高額なバッグや財布なんかも【まーくんからのプレゼント】とかコメントつけて写真をアップしていた。
結婚してからろくすっぽプレゼントなんてくれなかったくせに美優にはあげてることが腹立たしいし、年収が私の方がいいため子供を作ることに二の足を踏んでいる状態だった。生活費なども私の方の負担が多いが仕方がないと思っていたのに、女に貢いでいていたことが本当に許せない。
金持ち元カレのモンスター親に絶望して、普通の人をと思ったら、とんだゲス野郎だった。
朝は浮気をされていたことにショックを受けたが、正人に愛情があった。だけど、美優とのアホな写真やプレゼントを渡しているのをみて、愛情って何だっけ?と、正人をすきなのかどうかわからなくなってしまった。
「はぁーサッパリした」
そう言いながらバスルームから出ると冷蔵庫を開けてビールを取り出すとプシュという音のあとにごくごくと喉のなる音が聞こえる。
イラつく
スマホのボイスメモを起動する。
「ねぇ、正人。朝、集合ポストをのぞいたら変な手紙が入っていたんだけど」
首にかけたタオルで顔を拭くと、缶ビールをテーブルに置き私が差し出した封筒を受け取った。
その表に書かれた
“正人さんの奥さんへ”
という文字にピクリとなる。
さらに、裏をみて“美優”の文字を見るとシャワーあとの水滴ではないものが顔から流れてきた。
明らかに焦っているのに平成を装いながら手紙を取り出した。
中には“正人さんと別れてください”と書いてある。
「これなに?心当たりは?」
かなり挙動不振のくせに、平常心を保とうとしているのが見え見えだ。
私は、この人の嘘のつけないところが好きだったんだから。
「他には何か入ってなかったのか?」
顔がヒクヒクしてるよ。と、言いたいがまだまだ情報が少ない。
「これだけ。切手も貼っていないし集合ポストにも名前は出してないから、明らかに部屋を知ってる人だよね?美優って誰?どうして別れてって書いてあるんだろ?」
「同じマンションの人がイタズラしてるとか?」
「マンションの人とは付き合いが無いし。それよりも美優って?」
正人は「知らないよ」と言って、手紙を二度ビリビリと破くとそれをさらに丸めてゴミ箱に捨てた。
「でも、おかしいでしょ?正人、美優ってひとと浮気してるの?」
「するわけ無いだろう。疑ってんの?」
いやだって、これはどう考えても怪しいし、インスタ見ちゃったし。
ただ、性行為があるかどうかの証拠はない。
「だって、おかしいじゃない」
「あー!分かったよ。もしオレがこの美優とかいう人と浮気したとして何?土下座でもすればいい?てか、だったら瞳もママ活でも、浮気でもやっていいよ。それで気が済むならイーブンって事で。もう、オレ寝るから。くだらないこと言ってないで瞳も寝なよ。まさか、浮気を疑われるなんて思わなかった。ショックだよ。そりゃ、瞳の方が稼ぎが多いのは分かってるけどさ、だからって、変な手紙より自分の旦那を疑うなんて。この3年はなんだったんだろうな」
そう喋りまくりながらベッドルームへ消えていった。
こんなに喋りまくる正人を初めて見た。
てか、内容が破綻しまくっている。
オレ、クロです!
と、言っているようなものだ。
嘘がつけない人だから好きになったけど、その代わり嘘がつけないからバレバレになってる。
しかも、選んだ相手が自爆女だ。
一旦、ベッドルームへ行ったが一緒に寝るのは無理だと判断して肌布団の予備を持ってリビングに行こうと思ったが、布団の中でこっそりスマホを見ているのが光が漏れてバレバレになっている。
美優と連絡しているんだろう。