戸惑いマイハート
雛がよければ。
でも本当にこれでいいの?
塩ポンと話してて振り返っても。あれから進展のなかった私たち。
ちがうよ、私と「早兄」だよ。あのバカ……「おーい佐倉優!」先生の声だ。
「食パンの耳を集めてるのはお前だな!」「先生には関係ないっすよ。」
また、バッカみたいなことしてるんだ。塩ポンがちらりと見、鼻で笑う。
呆れるのは私も同じで、だけど複雑なのは私だけ。
塩ポンはこの前の事を知ってるけれど、辛いのは私だけ。
あいつは何とも思ってない。
あのバカの名前は佐倉優という……ってそんなのどうでも……
食パンの耳。
た。