お前を奪い返す〜俺様御曹司の独占欲が燃え上がる

「実はお恥ずかしいことですが、まりかとちょっと喧嘩をしてしまい、まりかを怒らせてしまいました、そして私の前から姿をくらましてしまったんです、わがままで手を焼いております、今回ちょっとお互いのすれ違いで、他人様に迷惑をかけてしまい申し訳なく思っております、私の病院へ転院させたいと考えております、神野さんが身元引受人を申し出て頂いたそうで感謝いたします、これからは私がまりかの身元引受人となりますのでご安心ください」

「あんたを信じないわけじゃねえが、まりかは大人の女だ、本人に確認とってもいいか」

その男は表情を歪めた。

なんか訳ありだと直感した。

「一緒に病室へ伺いたいのですがよろしいでしょうか」

「ああ、構わない」

俺とその男とリカでまりかの病室へ向かった。

ドアをノックして、病室に入った。

まりかは俺の顔を見ると笑顔になり声をかけようとした。

俺の後ろからその男が顔を出しまりかに近づいた。

「まりか、探したよ、一緒に帰ろう」