お前を奪い返す〜俺様御曹司の独占欲が燃え上がる
第五章 お前が好きだ
「このままだと気持ちが止められなくなる、出かけようか」

「は、はい」

ちょっと残念な気持ちになってしまった。

リカ先生、ごめんなさい。

俺はまりかと買い物に出かけた。

全てまりかのために生活に必要なものを購入した。

俺は誰かと行動を共にすることがなく、一人で自由に動いていた。

相手に合わしたりすることが苦手だった。

でもまりかとは一緒に行動を共にしても苦にならない。

逆に楽しい。

不思議だ、これはどう言うことなのか。

休みに外に出るなど、今までの俺には考えられないことだった。

明日は診察の日だ。

「まりか、明日は診察の日だから、一緒に行くよ」

まりかはちょっと変な顔をしていたが、すぐにいつもの表情になって喜んでくれた。

「ありがとうございます、お言葉に甘えます」

神野さんはリカ先生に会いたいんだ、きっと。

だって、ずっと会っていないもの。

私は二人の仲を邪魔しているんじゃないだろうか。

でも、徐々に私は欲が出てきた。

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