お前を奪い返す〜俺様御曹司の独占欲が燃え上がる
「嫌じゃないよ、そうじゃなくて検査の話をしてるんだ」

「リカ先生と会えないから、私が邪魔なんですよね」

俺はまりかの言っていることが理解出来ずにいた。

「リカは関係ない」

「神野さんはリカ先生を愛しているんですよね」

「えっ、なんでそうなるんだ」

「だって恋人同士ですよね」

「違うよ、リカには一緒に暮らしているパートナーがいるんだぞ」

「パートナーがいても、神野さんとリカ先生は愛し合っているんですよね」

「まりか、もしかして、ヤキモチ妬いてくれてるのか」

「私……」

俺はまりかを引き寄せ抱きしめた。

「まりか、落ち着いてよく聞いてくれ、俺とリカは恋人同士じゃない、ただの高校時代の同級生だ」

「だって、この間、電話で、お互いを心配しあっていたし、さっきも二人で話していたし……」

「同級生だって心配したりするよ、それにさっきは検査入院の話をしていただけだ」

「同級生だって、リカ先生は魅力的だし、キスしたいとか、抱きしめたいとか思いますよね」

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