お前を奪い返す〜俺様御曹司の独占欲が燃え上がる

「そうなんですか」

まりかは驚きの表情を見せた。

「それじゃあ、私は神野さんと一緒にいられるんですか」

「ああ、ずっと一緒だ」

「嬉しい、どうしよう」

なんてまりかは可愛いんだ。

俺はまりかにキスをした。

このまま抱きたい、そんな衝動に駆られた。

その時、ドアがノックされた。

「お楽しみ中悪いけど、真山リカさんがきたよ」

俺は健斗のことを話しておいた。

一旦健斗のマンションにかくまう旨を伝えていた。

「リカ、東洋はどうだった」

「相当慌てていたわよ、でもまりかさんが一人で出来ることではないとわかるのも時間の問題ね」

「私は一旦病院に戻って、裏から出てきたの、多分後をつけられていると思うから、だからすぐに病院へ戻るわね」

「分かった」

確かにまりか一人で出来ることではない。

「兄貴、俺、友達のところに泊まるから、これカードキー預けるよ」

「すまない、助かる」

「まりかさん、兄貴をよろしくね」

まりかはキョトンとしていた。