お前を奪い返す〜俺様御曹司の独占欲が燃え上がる
第九章 まりか、お前を愛してる
俺はまりかを引き寄せ抱きしめた。

「神野さん」

唇が重なった。

俺の腕の中にまりかがいる。

もうダメかと思った時、桂木のことを思い出した。

確かあいつ弁護士だったよな。

俺は桂木に連絡を取り、ことの状況を説明した。

「調べてみるよ」

「よろしく頼む」

そして、婚姻届に偽造が発覚した。

まりかのサインが本人のではなかった。

まりかは三年前サインした記憶は借金返済の契約だった。

「隼斗、まりかさんを迎えに行っている、よかったな」

「桂木のおかげだ」

「お前が女に熱を上げるなんてはじめてのことだよな」

「そうだな」

桂木は優秀な弁護士で助かった。

俺はまりかを抱き抱えて、寝室に向かった。

「神野さん、いっぱい抱きしめてください」

「ああ、まりか、そんな可愛いこと言われたら、もう絶対に離さないぞ」

俺はまりかを抱いた。

ピンク色の肌、ぷるんとした唇、全て愛おしい。

「まりか、全て俺のものだ、誰にも渡さない」

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