あきれるくらいありふれたこと
啓吾
何故?
何故?
何故?
どうして?
どうして?
どうして?
こんなことになったのは、
全部自分のせい。
ユウ。
愛してる。
今も。
でも、言っても信じて貰えないのは分かってる。
ユウとの子。
俺の子。
まだまだ凄く小さくてこれから半年以上もユウのお腹にいなくちゃいけない命。
誰よりも大切にしなくちゃいけないユウなのに。
誰よりも一番じゃなければいけないユウなのに。
自分で離してしまった。
伊藤なんて赤の他人じゃないか。
頼られていい気になってた。
自分の一番を守れもしないのにどうして何とかしてあげられると勘違いしてしまったんだろう。
ユウに会いたい。
大きくなっていくお腹に触れたい。
俺たちの子に会いたい。
ユウ、お願い。
ユウ、愛してる。
いつか、、、きっと、、、
を夢にさせて。