幼馴染が××すぎる。
幼馴染がしんどすぎる。
懐かしい夢を見ていた。
仁と、幼稚園で遊んでる夢。
奔放にフラフラする私の後ろを仁がニコニコついてくる。
まん丸でキレイな石を見つけて仁に見せると、わぁって、その石の何倍もキレイな目をするもんだから
それを仁に渡してあげる。
ーーーありがとう!姫ちゃん、大好きー!
歯の抜けた仁の笑顔がまぶしくて、わたしも大好きだよって思ったけど、恥ずかしくて口にはしなかった。
このとき思ったことを言えてたら
なにか変わってたのかな
……ん……?
おでこに熱い、柔らかい何かを感じた。
「………バーカ」
小さくキヤの声が聞こえた気がして、
バカはそっちじゃん、と思いながら重い瞼をなんとか押し上げる。