幼馴染が××すぎる。








「……ごめんなさい」




部活終わりの体育館裏。

陽介先輩に改めて告白された私は、

先輩に向かって腰を折り、頭を下げていた。




「…そっか。残念。」


陽介先輩は眉毛を下げて、ため息まじりに笑った。


「…あの幼馴染くん?」


「あっ、いや…あいつはそういうんじゃないです。今はバレーに集中したいんで…すみません」


先輩は何か言いたげな顔をしてから「そっか」と言った。


「…まぁ俺、諦め悪い方だから。もし気が向いたら言って」


先輩は意味深な言葉を爽やかな笑顔と共に残して、その場を去っていった。


私は力が抜けて、そこにしゃがみ込む。




なんかすっごい疲れた…

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