幼馴染が××すぎる。
『あの……、す、好きです!付き合ってください…!』

テレビの中のヒロインが、緊張しながら想い人に愛の告白をした。

緊張してソワソワしていた、あの日の美鈴が重なった。

…やっぱり、どう考えてもヒロインはあっち。

キヤは

どうして断ったんだろう。

やっぱり、気になる。





「……キヤ」

「んー?」

「…なんで美鈴、断ったの」

「…」


さりげない感じを装って聞いてみたけど

キヤの反応の鈍さに、やっぱりやめとけばよかったと後悔する。

キヤが私を見た。



「……わかんねぇ?」



キヤのキレイな目に

心臓がドクン、と鳴った。
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