押しかけ婚〜あなたの初恋相手の娘ですが、あなたのことがずっと好きなのは私です
新しい学校は前の学校と偏差値はそれほど変わらなかったので、勉強の面で困ることは特になかった。
美人だった母の遺伝子のお陰で、対人関係は苦労したことがない。
両親を亡くして親戚の家に引き取られた。という大雑把だが嘘では無い私の家庭事情を自己紹介で暴露したことで、周りから少し距離を置かれたけど、それは想定内だ。
転校から二日後に同じクラスの男の子から告白されたが、好きな人がいるからと丁寧にお断りした。
しいちゃんは同居を始めた当初は早くに帰って来たが、そのうち忙しくなって三日に一回会えればいいという状態だった。
つかず離れず、お互いに適度な距離を保ったまま、そうして半年が過ぎた。
「お帰り」
「ただいま。まだ起きてたのか」
「ちょうど寝ようとしてたところ」
時間は真夜中を過ぎた頃。ちょうど寝ようとしていて玄関の鍵が開く音がして、慌てて出てきた。
「お酒、飲んできたの?」
お酒の匂いには慣れていない。父親は時折付き合いで飲んで帰ってきたが、それもずいぶん前の話だ。
「ちょっとね。撮影に関わった出版社のパーティがあって」
玄関に座り込んだしいちゃんから、お酒の匂いに混じって香水の香りが漂ってきた。
「かなり飲んだ?」
「どうだろう・・・」
「とにかく立って、服を脱ごう」
とりあえず靴を脱いで立ち上がったはいいが、壁に寄りかかってすぐに動こうとしない。
「仕方ないなあ。ほら掴まって」
酔ってトロンとした目をしていても、やはりかっこいい。
腕を持って自分の肩に乗せると、彼の寝室へ誘導する。僅かに私に体重をかけて密着してくる。お酒のせいなのか体温が高く感じる。
何とか寝室まで連れて行き、ベッドへ辿り着いた。
どさりとしいちゃんの体をベッドへ寝かせる。ごろりと力なく大の字に手足を広げて仰向けになった彼を見下ろした。
パーティ用の仕立てのいいスーツは皺にすでになっている。まずはベッドからはみ出している足から靴下を脱がせる。
彼の足の大きさは29センチ。ネイルはしていないが綺麗に手入れされている。
両方の靴下を脱がせてもまだ動かない。上着を脱がせる前にシャツの胸元のボタンを外した。細い金のネックレスが見えた。そのままお腹のところまでボタンを外す。素肌に直接シャツを着ているので、すぐに素肌が見えた。
ストイックで24時間営業しているジムに忙しい中でも通っている。寝室にもダンベルや簡単な筋トレの道具を置いている。
「う・・・・ん」
シャツの前を広げて裸の上半身に魅入っていると、微かに声を発してしいちゃんが頭を動かした。
起きたのかと動きを止めて見守っていると、浅い寝息を立てて目を瞑ったまま、まだ起きる気配はない。
ズボンからシャツの裾を引き出して、上着ごと脱がせるために、まずは左肩からシャツの下に手を滑り込ませた。
掌に体温が伝わってくる。がっしりとした肩。筋肉の弾力と滑らかな肌。シャツと上着を一緒に押しのけ、肘まで引き下ろした。左胸が顕になり、鍛えた胸筋にと少し楕円形の乳輪、その中央にある乳首に目が行く。女性の胸とは違うが、充分に色気がある。
体を少し右に傾け、腕から袖を抜こうとして、袖口のボタンが邪魔をしてうまく脱がせられない。
先に上着を脱がしてから、シャツのボタンを外した。
「ふう・・・・」
何とか左袖と右袖のボタン両方を外し、上着とシャツを全部脱がし終えた。後は下だけだが、さすがにそこは躊躇うところだ。
とりあえずベルトとフックは外した方が楽だろうと、ベルトを解いて腰のフックをは図式かかった。
「う・・ん」
「あっ」
不意にしいちゃんが寝返りをうって私の体ごとベッドにうつ伏せになった。
「し・・しいちゃ・・」
「ん・・」
そのまま抱き枕のように体を抱きしめられ、私は固まってしまった。
肩に顔を埋め髪の毛が鼻を擽る。それほど力を入れていないはずなのに、がっしりとしたその腕を簡単には解くことが出来ない。
お風呂上がりでパジャマの下はノーブラ。その胸に彼の分厚い胸が押しつけられる。
最初は驚いたが、パジャマの生地を通して伝わる彼の体温と触れる素肌の感触、首筋にかかる規則的な呼吸にいつの間にか酔いしれていた。
「・・・・!」
無意識なのだろうか。背中に触れていた彼の手がお尻の膨らみを触った。そのまま両手でもみもみと臀部を揉まれる。優しく、それでいて揺れるほどにしっかりと、円を描くような手つきに初めて味わう感覚が込み上げてくる。
同時に、すんすんと犬が匂いを嗅ぐように顔をすり寄せてきて、顔が下に降り胸元に鼻先を埋めてきた。
鼻で胸の谷間を左右に擦り付けられ、心臓が全力疾走したときのように早くなる。
起こさなければと思うのに、声が喉に貼り付いているようだ。
そのうちお腹の辺りを何かが圧迫する。ベルトは外したのに。そう思ってそれが何か悟った。
これ、しいちゃんの?
子どもの時、父と一緒にお風呂に入ったことがあるから、そのもの自体は見たことがある。
でも父のそれはだらりと股間にぶら下がっていただけで、性的に興奮した時に男性のそれがどう変貌するのかは見たことがない。
そうこうしている内に、お尻から上がりパジャマの裾から忍び込んだ手が、腰のくびれ、そして脇腹を通って片方の胸を包み込んだ。
「あ・・・っ」
大きな手が乳房を揉み、胸の中心を軽く指で摘ままれ、背中を電流が走り抜けた。
美人だった母の遺伝子のお陰で、対人関係は苦労したことがない。
両親を亡くして親戚の家に引き取られた。という大雑把だが嘘では無い私の家庭事情を自己紹介で暴露したことで、周りから少し距離を置かれたけど、それは想定内だ。
転校から二日後に同じクラスの男の子から告白されたが、好きな人がいるからと丁寧にお断りした。
しいちゃんは同居を始めた当初は早くに帰って来たが、そのうち忙しくなって三日に一回会えればいいという状態だった。
つかず離れず、お互いに適度な距離を保ったまま、そうして半年が過ぎた。
「お帰り」
「ただいま。まだ起きてたのか」
「ちょうど寝ようとしてたところ」
時間は真夜中を過ぎた頃。ちょうど寝ようとしていて玄関の鍵が開く音がして、慌てて出てきた。
「お酒、飲んできたの?」
お酒の匂いには慣れていない。父親は時折付き合いで飲んで帰ってきたが、それもずいぶん前の話だ。
「ちょっとね。撮影に関わった出版社のパーティがあって」
玄関に座り込んだしいちゃんから、お酒の匂いに混じって香水の香りが漂ってきた。
「かなり飲んだ?」
「どうだろう・・・」
「とにかく立って、服を脱ごう」
とりあえず靴を脱いで立ち上がったはいいが、壁に寄りかかってすぐに動こうとしない。
「仕方ないなあ。ほら掴まって」
酔ってトロンとした目をしていても、やはりかっこいい。
腕を持って自分の肩に乗せると、彼の寝室へ誘導する。僅かに私に体重をかけて密着してくる。お酒のせいなのか体温が高く感じる。
何とか寝室まで連れて行き、ベッドへ辿り着いた。
どさりとしいちゃんの体をベッドへ寝かせる。ごろりと力なく大の字に手足を広げて仰向けになった彼を見下ろした。
パーティ用の仕立てのいいスーツは皺にすでになっている。まずはベッドからはみ出している足から靴下を脱がせる。
彼の足の大きさは29センチ。ネイルはしていないが綺麗に手入れされている。
両方の靴下を脱がせてもまだ動かない。上着を脱がせる前にシャツの胸元のボタンを外した。細い金のネックレスが見えた。そのままお腹のところまでボタンを外す。素肌に直接シャツを着ているので、すぐに素肌が見えた。
ストイックで24時間営業しているジムに忙しい中でも通っている。寝室にもダンベルや簡単な筋トレの道具を置いている。
「う・・・・ん」
シャツの前を広げて裸の上半身に魅入っていると、微かに声を発してしいちゃんが頭を動かした。
起きたのかと動きを止めて見守っていると、浅い寝息を立てて目を瞑ったまま、まだ起きる気配はない。
ズボンからシャツの裾を引き出して、上着ごと脱がせるために、まずは左肩からシャツの下に手を滑り込ませた。
掌に体温が伝わってくる。がっしりとした肩。筋肉の弾力と滑らかな肌。シャツと上着を一緒に押しのけ、肘まで引き下ろした。左胸が顕になり、鍛えた胸筋にと少し楕円形の乳輪、その中央にある乳首に目が行く。女性の胸とは違うが、充分に色気がある。
体を少し右に傾け、腕から袖を抜こうとして、袖口のボタンが邪魔をしてうまく脱がせられない。
先に上着を脱がしてから、シャツのボタンを外した。
「ふう・・・・」
何とか左袖と右袖のボタン両方を外し、上着とシャツを全部脱がし終えた。後は下だけだが、さすがにそこは躊躇うところだ。
とりあえずベルトとフックは外した方が楽だろうと、ベルトを解いて腰のフックをは図式かかった。
「う・・ん」
「あっ」
不意にしいちゃんが寝返りをうって私の体ごとベッドにうつ伏せになった。
「し・・しいちゃ・・」
「ん・・」
そのまま抱き枕のように体を抱きしめられ、私は固まってしまった。
肩に顔を埋め髪の毛が鼻を擽る。それほど力を入れていないはずなのに、がっしりとしたその腕を簡単には解くことが出来ない。
お風呂上がりでパジャマの下はノーブラ。その胸に彼の分厚い胸が押しつけられる。
最初は驚いたが、パジャマの生地を通して伝わる彼の体温と触れる素肌の感触、首筋にかかる規則的な呼吸にいつの間にか酔いしれていた。
「・・・・!」
無意識なのだろうか。背中に触れていた彼の手がお尻の膨らみを触った。そのまま両手でもみもみと臀部を揉まれる。優しく、それでいて揺れるほどにしっかりと、円を描くような手つきに初めて味わう感覚が込み上げてくる。
同時に、すんすんと犬が匂いを嗅ぐように顔をすり寄せてきて、顔が下に降り胸元に鼻先を埋めてきた。
鼻で胸の谷間を左右に擦り付けられ、心臓が全力疾走したときのように早くなる。
起こさなければと思うのに、声が喉に貼り付いているようだ。
そのうちお腹の辺りを何かが圧迫する。ベルトは外したのに。そう思ってそれが何か悟った。
これ、しいちゃんの?
子どもの時、父と一緒にお風呂に入ったことがあるから、そのもの自体は見たことがある。
でも父のそれはだらりと股間にぶら下がっていただけで、性的に興奮した時に男性のそれがどう変貌するのかは見たことがない。
そうこうしている内に、お尻から上がりパジャマの裾から忍び込んだ手が、腰のくびれ、そして脇腹を通って片方の胸を包み込んだ。
「あ・・・っ」
大きな手が乳房を揉み、胸の中心を軽く指で摘ままれ、背中を電流が走り抜けた。