オトメの魔法
沈みかけの太陽が,いつもよりずっと輝いて見えました。

上から見てみて,初めて,女の子は楽しい事実を知ります。

ーこの森,変な植物ばっかりね! 動物も沢山!

『皆俺の友達。さぁ,皆が待ってる。お茶会の時間だ』

妖精は心底楽しそうに,空をぐるりと回って,どこかに飛んでいきます。

ーねぇ! それ,私も参加していいの?

『もちろん! さっきも言ったでしょう? 一緒に楽しもう…!』

妖精は女の子を連れて,ゆっくりと着地しました。

ーわぁっ

小さいけれど,とってもおしゃれな空間。

切り株の椅子に,丸くて大きなテーブル。それから,可愛いティーセット!

女の子の足元に,沢山の小動物。

そしてその後ろに,これまた沢山の大きな動物。

皆くるくると女の子の周りを回りました。

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