オトメの魔法
女の子は,きこりの家の,色とりどりの食材を見て,目をキラキラとさせました。

ーこれ,少しずつ味見してもいい? 見たことないものばかり!

ほんとに食べれるのかしら? 女の子はツンツンと1つをつつきました。

『まぁ,いいよ。ひのきに名前付けてくれたお礼』

好きなだけ味見をした女の子は,美味しいもの,苦手なもので分類します。

その中でさらに,使えそうなもので分けました。

そして,女の子は手際よく,きこりの調理器具でスープを作りました。

ーどうかしら

『うん。美味しい!』

きこりは具材たっぷりのスープをニコニコと食べます。

ー良かった

それを見た女の子は,ホッと息を吐いたのでした。
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