ホントの気持ち
恋愛(純愛)
完
1
ひらり、はらり。/著
- 作品番号
- 1671823
- 最終更新
- 2022/07/02
- 総文字数
- 898
- ページ数
- 17ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 304
- いいね数
- 1
8:57 2022/07/02
「ありがとうもごめんねもわからない。
だから、キミには何も言わない。」
それが私の誠意。
そう思ってた。
「思ってないことを言うのって、」
「変な気分で居心地悪いけど」
「言える時点でもう思ってるんじゃないかな?」
君は笑う。
眩しくて遠い。
わたしにはとうていなれない。
そんな君が、私の孤独に語り掛ける。
「俺はキミの気持ちに素直でいいと思うよ」
ああ、これだ。
私は誰かに言われたかったんだ。
自分一人じゃ見つけられなかった。
見つけてても気付かないふり。
誰かに目を覚ましてもらうまで、私は待ってた。
「僕は、君の声が聞きたい。だから少しくらい間違ってたって気にしないよ。」
間違い。嘘とは違う響き。まるで故意じゃないんだとわかる。
考えすぎかもしれないけれど、私はずっとうそを言って。自分にうそをついていると思っていた。
「君はけがれてなんかないよ。僕が知ってる。」
涙が、あふれた。
「ありがとうもごめんねもわからない。
だから、キミには何も言わない。」
それが私の誠意。
そう思ってた。
「思ってないことを言うのって、」
「変な気分で居心地悪いけど」
「言える時点でもう思ってるんじゃないかな?」
君は笑う。
眩しくて遠い。
わたしにはとうていなれない。
そんな君が、私の孤独に語り掛ける。
「俺はキミの気持ちに素直でいいと思うよ」
ああ、これだ。
私は誰かに言われたかったんだ。
自分一人じゃ見つけられなかった。
見つけてても気付かないふり。
誰かに目を覚ましてもらうまで、私は待ってた。
「僕は、君の声が聞きたい。だから少しくらい間違ってたって気にしないよ。」
間違い。嘘とは違う響き。まるで故意じゃないんだとわかる。
考えすぎかもしれないけれど、私はずっとうそを言って。自分にうそをついていると思っていた。
「君はけがれてなんかないよ。僕が知ってる。」
涙が、あふれた。
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