うちら絶対前世でつながっていたよね。ほんと、大好きだよ。だけどごめん。ほんとに、ごめん。
それからの日々は、長くそしておそろしいほど濃い日々だった。
私は、住む場所も仕事も変わり、また、いろんな男と付き合ったり別れたりを繰り返していた。
誰が見ても完全な「恋愛依存症」だったと思う。
常に「彼氏」がいないと、私は生きていけなかった。
その間、たまに優依のことを思い出しては、インターネットで優依の名前を検索していた。
親の離婚で名字が変わったり、大学の途中で名前が変わったりと複雑であったため、優依を探し出すことは難しかった。
昔、優依から「名前変えたよ!」と、報告されたときのことを思い出した。
私にとっては、名前が何になろうが優依が「優依」であることには変わりないため、あまり気にしていなかった。
それが伝わっていたのか、優依も「別になんて呼んでもいいよ。」と私に言っていた。
私はそのまま「優依」と呼んでいたのだが、優依は名前の「優」をとって、「ゆう」という名前になったと、私に説明した。
その時はまだ正式に変更したものではなく、仕事先や学校などで用いてた名前であった。
そのため、インターネットで優依を探す際は、「マツシマ ユイ」、「タカハシ ユイ」、「ユウ」、「マツシマ ユウ」、「タカハシ ユウ」、、、など様々な名前で試していた。
これだけでも、『複雑な人生送ってるんだな、優依は。』と思った。
『生きづらさ、感じてないといいな。』