うちら絶対前世でつながっていたよね。ほんと、大好きだよ。だけどごめん。ほんとに、ごめん。
*Instagram*
「その子、インスタとかしてないですかね。ツイッターとか!」
『な、なに!』
『そ、その手があったかーーーーー!』
(; Д)゚ ゚
と、本気で思った。
私は、優依と出会った時から今まで、ライン以外のSNSを登録していなかった。
むしろ、優依と連絡をとり始めた時も、世間からだいぶ遅れてラインを始めたころだったと、改めて思い出した。
『え、そんなこともやってなかったん』
『この6年間何やってたん』
『本気でその子のこと、探そうとしてたん』
誰かからそんな風に言われても仕方ないと思った。
SNSを駆使していない人間にとって、冗談抜きで思いもよらない提案だった。
私は、すぐに「Instagram」と「ツイッター」をインストールした。
『もしかしたら優依がいるかも!』
『優依に近づいている、、、!』
インストールしている間、そんな気持ちでワクワクとドキドキが抑えきれなかった。
『私のこと、覚えていなかったらどうしよう』
もちろん、そんなネガティブなことも考えた。
優依と連絡をとらなくなってから、はや6年。
優依にだっていろんな出逢いがあって、考え方も変わっているかも。
そんな風に思った。
それでも、
『私だったら絶対優依のこと忘れない!!!』
そう思いながら、ネガティブな気持ちを押し殺していた。
インストールが終わり、ドキドキしながらアカウントの設定を始めた。
そして、真っ先に優依の名前を検索した。