うちら絶対前世でつながっていたよね。ほんと、大好きだよ。だけどごめん。ほんとに、ごめん。
*溢れる想い*

電話を終え職場に戻ると、ニヤニヤした同僚が私の顔をのぞき込み、「どうでしたか?」と尋ねた。




私も久しぶりに優依と話すことができ、ニヤニヤがとまらなかった。





「良かったよ。いろんな話できた!」








私は答えた。









そのあと、優依からラインのQRコードが送られてきた。






私はまた、6年ぶりに優依とラインをすることになった。



今まで何回、『また優依と連絡を取り合いたい』と思ったことだろう。





念願すぎる展開だった。















「電話ありがとー!」


「登録よろしく!」





「こっちこそありがとー!」


「また繋がれて良かったよ!」











*****













「ガリガリ卒業したよ。」


急に、優依から言われた。







「もともとガリガリじゃなかったやん?」






「めっちゃ細かったよ!」












正直、


これ以上発展しそうにない会話だったが、やり取りを聞いていた同僚から「写真送ってって言えばいいじゃないですか(笑)」と、提案された。







だいぶ緊張したけど、私は優依に「写真送って。」と、言ってみることにした。







返事が返ってきたのは、仕事から帰り、夜ご飯を食べたあとぐらいだった。







ピロリン










優依から送られてきた写真は、首から腰までの上半身裸の写真だった。









きれいな肌で、うっすら筋肉が浮かび上がっている。








完全に「男の体」だった。












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