うちら絶対前世でつながっていたよね。ほんと、大好きだよ。だけどごめん。ほんとに、ごめん。
まさか上半身裸の写真が来るなんて、思ってもいなかった私は、
『なんやこれ!刺激つよっ!!!!!』
と、思わず心の中で叫んだ。
私の隣には、夫がいた。
ゲームをしていて、なにも気づいていないようだった。
その写真を1回保存したあとに、
『てか、この写真私が持ってたらアウトやん!?』
と、冷静に考えたあげく、保存した写真は消すことにした。
私の携帯に、上半身裸の男の写真が保存されてるとか、夫に知られたらなんて説明したらいいかわからない。
優依とのラインでは、
その写真になんて反応したらいいかわからず、
「やば(笑)」
「めっちゃしまっとる!」
「これで海でも行ったらナンパされるやん!」
と、返信した。
頭の中では、
『優依は、なんで上半身裸の写真送ったんやろか』
『顔も写ってないし』
『私のこと、男友だちとでも思ってるのかな?』
などと、一人であれこれ考え始めた。
今まで、優依の体を想像したこともなかったし、正直興味もなかった。
だからこそ、優依の上半身裸の写真は、明らかに私を動揺させた。
きっと、大きな意図はなかったかもしれない。
それでも、
優依が思ってる以上に、写真の意味を深く考えてしまった。
頭の中が混乱してきたころ、優依からの返信が届いた。
「半裸になれるようになったし、ただ嬉しくて鍛えてるだけだよ。」