うちら絶対前世でつながっていたよね。ほんと、大好きだよ。だけどごめん。ほんとに、ごめん。
優依は、素直でピュアだ。
私が言ったことを素直に聞き入れ、純粋な心で私になついてくれる。
家族に対してもそう。
優依と母の日の買い物をしたあの日、優依はいろいろ歩き回ったあげく、「おそろいのパーカーにしよ。」と言い、同じデザインのパーカーを母親用と自分用にと2つ買っていた。
「めっちゃ親孝行やん!母ちゃん喜ぶはずね。」
と、驚く私に
優依は、「そうかな?」と照れくさそうに笑顔を見せた。
そんな心優しい優依に、私は無意識のうちに癒されていった。