プリザーブドLOVE ~けっして枯れない愛を貴女に~
亘は口の端を少し引いて、かすかに笑みを浮かべると、人目につかない応接室なのをいいことに、わたしの耳元に唇を寄せ、囁いた。
「じゃ、個人的に罰してもらおうかな。今夜」
「えっ……二日続けてなんて、大丈夫なの?」
「ああ、うちのやつら、泊まりがけでディズニー行ってんだよ、友達親子と。学校休んで」
「そうなんだ」
亘は共犯者めいた眼差しでわたしを見つめると、軽くキスして、一足先に出ていった。
その背中を見送りながら、わたしは両手で頬をぱんぱんと叩いて、緩んだ表情を仕事モードに切り替えた。
今日は、朝までいるんだろうなと思っていた。
奥さんもお嬢さんも留守だというから。
「じゃ、個人的に罰してもらおうかな。今夜」
「えっ……二日続けてなんて、大丈夫なの?」
「ああ、うちのやつら、泊まりがけでディズニー行ってんだよ、友達親子と。学校休んで」
「そうなんだ」
亘は共犯者めいた眼差しでわたしを見つめると、軽くキスして、一足先に出ていった。
その背中を見送りながら、わたしは両手で頬をぱんぱんと叩いて、緩んだ表情を仕事モードに切り替えた。
今日は、朝までいるんだろうなと思っていた。
奥さんもお嬢さんも留守だというから。