プリザーブドLOVE  ~けっして枯れない愛を貴女に~
「あの、まだ先の話ですけど、今回の仕事が終わったとき、ふたりで飲みに行きませんか」

 緊張した面持ちで、田所はそう言った。

 ずいぶん気の早いこととは思ったけれど、わたしも田所とゆっくり話したかったので、
「いいわよ。じゃあ、打ち上げってことで」と答えた。

「やった。本当ですか。絶対ですよ」
 田所はまた、例の、人懐っこい顔で笑った。
 
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