花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
それからもう一度愛し合うと、彼女は力尽きて眠った。
俺もベッドに横になってまどろんでいると、スマホのバイブ音がした。
ベッドを出てテーブルに置いておいた俺のスマホを手に取ると、直也からの着信。
すぐに操作して電話に出た。
「どうした?」
《夜分遅くに悪いね。アストルムの件だけど、俺が調べたところでは一二三の十パーセントの株を入手している。狙いはお前が開発したがん治療。一二三を傘下にしてそれをなんとしても手に入れたいんだろう》
「そういえばアストルムも同じような治療薬を開発していたっけ?」
《ああ。但し、あっちはうまくいっていない。お前のような優秀な研究員がいないからな》
「なにか早く対抗策を打たないとな」
《マイクや田辺がいいネタを掴んだみたいだから、詳細がわかったらまた連絡する。あと、アストルムの副社長、昔孤児だったらしい。神宮司の理事長が支援している神奈川の孤児院で育ったそうだ》
俺もベッドに横になってまどろんでいると、スマホのバイブ音がした。
ベッドを出てテーブルに置いておいた俺のスマホを手に取ると、直也からの着信。
すぐに操作して電話に出た。
「どうした?」
《夜分遅くに悪いね。アストルムの件だけど、俺が調べたところでは一二三の十パーセントの株を入手している。狙いはお前が開発したがん治療。一二三を傘下にしてそれをなんとしても手に入れたいんだろう》
「そういえばアストルムも同じような治療薬を開発していたっけ?」
《ああ。但し、あっちはうまくいっていない。お前のような優秀な研究員がいないからな》
「なにか早く対抗策を打たないとな」
《マイクや田辺がいいネタを掴んだみたいだから、詳細がわかったらまた連絡する。あと、アストルムの副社長、昔孤児だったらしい。神宮司の理事長が支援している神奈川の孤児院で育ったそうだ》