花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
「田辺君、ごめん。祖父に会うことになっちゃった。今正門の前に来てるみたいなんだよね」
田辺君に目をやり祖父が来ていることを話したら、彼はニコッと微笑んだ。
「そうなんですね。俺コンビニ行きたいんで正門まで一緒に行きましょう」
田辺君とオフィスを出て正門まで歩くが、彼にも週末のことを聞かれた。
「先週末どこか遊びに行きました?」
「茨城と栃木に行ってきたよ。景色もキレイだったし、グランピングも初めてだったんだけど楽しかったあ」
蓮の名前は出さずに遠出したことを話す。
「それは一緒に行った相手がよかったんじゃないですか?女性ひとりでグランピングってあんましないですよね」
なにか探るような彼の視線。
「田辺君もいろいろ突っ込んでくるね」
私の顔に蓮と行ったって書いてあるのだろうか。
「誰と行ったかなんとなく察しがつきますが、一応聞いた方がいいですか?」
田辺君に目をやり祖父が来ていることを話したら、彼はニコッと微笑んだ。
「そうなんですね。俺コンビニ行きたいんで正門まで一緒に行きましょう」
田辺君とオフィスを出て正門まで歩くが、彼にも週末のことを聞かれた。
「先週末どこか遊びに行きました?」
「茨城と栃木に行ってきたよ。景色もキレイだったし、グランピングも初めてだったんだけど楽しかったあ」
蓮の名前は出さずに遠出したことを話す。
「それは一緒に行った相手がよかったんじゃないですか?女性ひとりでグランピングってあんましないですよね」
なにか探るような彼の視線。
「田辺君もいろいろ突っ込んでくるね」
私の顔に蓮と行ったって書いてあるのだろうか。
「誰と行ったかなんとなく察しがつきますが、一応聞いた方がいいですか?」