花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
従兄がデートについてくるんだもん。そりゃあみんな嫌がるよね。
浩ちゃんに文句を言ったら、『俺を説得できるほどお前を好きじゃないってことだ』と相手にされなかった。
「昨日も合コン行ってダメだった話してたけど、かなり理想が高いんじゃない?」
意外そうな顔をする彼に明るく笑って答える。
「友達にはそう言われます。でも、別に年収とか顔にこだわりはなくて、包容力のある人がいいですけど、なんかこうしっくりくる人いないんですよね」
友達には『そりゃああんだけ素敵な従兄がいれば、他の男になんて目がいかないわよ』と言われた。
まあ浩ちゃんが顔と頭がいいのは認めよう。でも、性格はかなり難ありだ。
「ふーん、じゃあやっぱり俺が立候補しようかな」
その気もないのにキラースマイルで女殺しのセリフを口にする一之瀬さん。
所内の女の子全員に言ってますよね……と言おうとしたら、思わぬ人物が割って入ってきた。
浩ちゃんに文句を言ったら、『俺を説得できるほどお前を好きじゃないってことだ』と相手にされなかった。
「昨日も合コン行ってダメだった話してたけど、かなり理想が高いんじゃない?」
意外そうな顔をする彼に明るく笑って答える。
「友達にはそう言われます。でも、別に年収とか顔にこだわりはなくて、包容力のある人がいいですけど、なんかこうしっくりくる人いないんですよね」
友達には『そりゃああんだけ素敵な従兄がいれば、他の男になんて目がいかないわよ』と言われた。
まあ浩ちゃんが顔と頭がいいのは認めよう。でも、性格はかなり難ありだ。
「ふーん、じゃあやっぱり俺が立候補しようかな」
その気もないのにキラースマイルで女殺しのセリフを口にする一之瀬さん。
所内の女の子全員に言ってますよね……と言おうとしたら、思わぬ人物が割って入ってきた。