花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
だが、昨夜岡本さんとソファで寝たことを思い出してなかなか集中できない。
男の人と一緒に寝るなんて初めてだった。
岡本さんの匂いなんか好き……って、あ~私なにを考えているの!
ひとり顔を赤くしていたら、一之瀬さんが出勤してきた。
「藤森さん、おはよう。顔が赤いけどどうしたの?」
一之瀬さんが出社してきて思わず恨み言を口にした。
「何食わぬ顔で言わないでください。昨日大変だったんですから」
「うん。なんとなく想像つくけど、岡本はどうしたの?」
ニヤニヤして尋ねる彼に声を潜めて言った。
「鍵を渡して出てきたので知りません。でも、一応おにぎり作って置いておいたので餓死はしないと思いますよ」
「あっ、あいつおにぎり食べないよ」
一之瀬さんの言葉を聞いてつい声を上げた。
「え?そうなんですか?」
「基本手作りの食べ物は口にしないんだよ。人の手で握ったものは特に気持ち悪いらしくて」
そういう人には手作りおにぎりなんてとんでもない食べ物に違いない。
男の人と一緒に寝るなんて初めてだった。
岡本さんの匂いなんか好き……って、あ~私なにを考えているの!
ひとり顔を赤くしていたら、一之瀬さんが出勤してきた。
「藤森さん、おはよう。顔が赤いけどどうしたの?」
一之瀬さんが出社してきて思わず恨み言を口にした。
「何食わぬ顔で言わないでください。昨日大変だったんですから」
「うん。なんとなく想像つくけど、岡本はどうしたの?」
ニヤニヤして尋ねる彼に声を潜めて言った。
「鍵を渡して出てきたので知りません。でも、一応おにぎり作って置いておいたので餓死はしないと思いますよ」
「あっ、あいつおにぎり食べないよ」
一之瀬さんの言葉を聞いてつい声を上げた。
「え?そうなんですか?」
「基本手作りの食べ物は口にしないんだよ。人の手で握ったものは特に気持ち悪いらしくて」
そういう人には手作りおにぎりなんてとんでもない食べ物に違いない。