花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
5,豹変する彼
「で、昨日あの岡本って研究員となにがあった?」
正面玄関まで浩ちゃんを見送るが、早速尋問された。
絶対に聞かれるとは思ったけれど、そんな不機嫌モードで聞かなくてもいいと思う。
女子高生ならまだしも、私は二十七歳の大人なのだ。
怯む必要はないし、別に悪いことはなにもしていない。
「昨日の夜うちのマンションのエレベーターのところで岡本さんが気を失ってたから、うちに連れ帰ってソファで眠らせただけだよ」
開き直ってそう答えたら、従兄に睨まれた。
「はあ?なにもなかったんだろうな」
「そ、そんなのあるわけないでしょう!」
岡本さんと一緒にソファで寝たことを思い出してちょっと狼狽えながら言ったら、浩ちゃんに突っ込まれた。
「なにを動揺してるんだよ。いいか、行き倒れになろうがそんな奴放っておけ。男を見たら狼と思えよ」
浩ちゃんが真面目な顔でそんな忠告をするので、彼の背中をバンバン叩いて笑い飛ばした。
正面玄関まで浩ちゃんを見送るが、早速尋問された。
絶対に聞かれるとは思ったけれど、そんな不機嫌モードで聞かなくてもいいと思う。
女子高生ならまだしも、私は二十七歳の大人なのだ。
怯む必要はないし、別に悪いことはなにもしていない。
「昨日の夜うちのマンションのエレベーターのところで岡本さんが気を失ってたから、うちに連れ帰ってソファで眠らせただけだよ」
開き直ってそう答えたら、従兄に睨まれた。
「はあ?なにもなかったんだろうな」
「そ、そんなのあるわけないでしょう!」
岡本さんと一緒にソファで寝たことを思い出してちょっと狼狽えながら言ったら、浩ちゃんに突っ込まれた。
「なにを動揺してるんだよ。いいか、行き倒れになろうがそんな奴放っておけ。男を見たら狼と思えよ」
浩ちゃんが真面目な顔でそんな忠告をするので、彼の背中をバンバン叩いて笑い飛ばした。