15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
あとがき
初めましての読者様も、そうでない読者様も、最後までお付き合いくださりありがとうございました(≧▽≦)
かる~い気持ちで書き始めた中編?作品でしたが、無事に書き終えられて良かった( ´艸`)
あとがきでなければ書けなかった、この作品の元ネタ……。
がっかりしないでくださいね?
あ、前振りじゃないですよ。ホントに。
数年前に亡くなったおじの生前の話です。
おじは在職中、毎日お弁当を持って行っていました。もちろん、おばの手作りです。
おじは私の母より二十歳年上で、冷凍食品入りのお弁当に馴染みのない世代です。
なので、おばは毎日完全手作り弁当を作っていたそうです。
そのおじが退職の日に言ったそうです。
「おれ、卵焼きってあんまり好きじゃないんだよなぁ……」
おば、激怒です( ̄д ̄)
当然です。
親戚が集まる中で言っちゃうくらいですから。
まぁ、仲のいい親戚なので、愚痴り合いはしょっちゅうですが(笑)
「もっと早く言えば良かったしょ! 何にも言わないから毎日入れてたのに!!」
「文句言ったら怒ると思って……」
「最後の日に言うくらいなら言わなきゃいいのに!」
「最後だからいいかと思って……」
おじとおばの会話です(笑)
数年前なので、大体ですが。
五十年連れ添った夫婦の喧嘩に、親戚一同大笑いです。
最近、母が「もうすぐあんちゃんの命日だ」と言ったので、思い出しました。
あ、本当に、母たち弟妹は亡くなった長男のおじを「あんちゃん」と呼んでいました。
夫婦って、わかり合えているようで、実は一番分かり合えない関係かもしれませんね。
だからこそ、会話は必要だと思います。
そんな感じで書いた作品ですが、まぁおじ夫婦のおもしろエピソードとはかけ離れました(∀`*ゞ)
おじが亡くなって数年ですが、おばは今もおじがいない生活を寂しく思うそうです。
おじは幸せ者だと思います。
和輝と柚葉のようなご夫婦って、実は結構いると思うんです。
家族としては何でも言い合えるけど、男女としては何も言えない、みたいな。
レスについてネット検索したら、相当な割合でレス夫婦だそうで驚きました。
レスも多くて不倫も多いとは、なぜだろう……(。´・ω・)?
いや、わかりますよ? 理由。
でも、もしかしたら、和輝と柚葉のようにぶっちゃけてみたら、レス夫婦が減り、不倫も減る……かも!?
深冬 芽以