ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
魔物退治は冒険者組合に所属していなくても可能だが、冒険者組合に所属していれば、回復用のポーションを特価で買うことができたり、怪我をした時に別の仕事を斡旋してもらえたりする。
そのため、組合に所属せずに魔物退治を行う者はほとんどいない。
「――エド、久しぶりだな」
冒険者が、エドに声をかけてくる。洗えば落ちる染料で髪の色を茶色に変えたエドは、片手を上げて挨拶した。
今のように呪いにむしばまれる前は、しばしば魔物退治に行っていた。
国王自ら行かなくてもとヨアキムは最初のうち嫌な顔をしていたが、冒険者達の生活を肌身で知っておく必要があると思っていたのだ。
今でも、その判断は間違っていなかったと思っている。
「しばらく見ていなかったが、どうしたんだ?」
と声をかけてきたのは、受付やその他の事務作業全般を引き受けている職員だ。エドは肩をすくめた。
「実家の方で問題があって、しばらくそっちに行ってたんだ。これからは、実家との往復が続くから、前のようには依頼を受けられないかもしれないな」
「なんだ、残念。お前クラスの冒険者に頼みたい仕事はいくらでもあるのに」
「すまない」
そのため、組合に所属せずに魔物退治を行う者はほとんどいない。
「――エド、久しぶりだな」
冒険者が、エドに声をかけてくる。洗えば落ちる染料で髪の色を茶色に変えたエドは、片手を上げて挨拶した。
今のように呪いにむしばまれる前は、しばしば魔物退治に行っていた。
国王自ら行かなくてもとヨアキムは最初のうち嫌な顔をしていたが、冒険者達の生活を肌身で知っておく必要があると思っていたのだ。
今でも、その判断は間違っていなかったと思っている。
「しばらく見ていなかったが、どうしたんだ?」
と声をかけてきたのは、受付やその他の事務作業全般を引き受けている職員だ。エドは肩をすくめた。
「実家の方で問題があって、しばらくそっちに行ってたんだ。これからは、実家との往復が続くから、前のようには依頼を受けられないかもしれないな」
「なんだ、残念。お前クラスの冒険者に頼みたい仕事はいくらでもあるのに」
「すまない」