ずっと前から、やっぱり好きだった。
音羽(おとは)は?」
「もうすぐ来ると思うよ!」

音羽も、6年の時に仲良しだったグループの子の1人だ。私達のグループは4人で、奏、音羽、(さくら)、私の4人だ。

桜は別の子ともう約束しちゃってたから、今回は3人で行くことになってたの。

「お待たせ〜!ごめん〜!早く来たと思ったんだけどな〜」
音羽がこっちへ走ってくるのが見えた。
「音羽っやっほ〜!」
奏が声を揃えて大きく手を振る。
私も一緒にやっほ~って手を振った。
「私と奏もさっき来たばっか!」
「どうする?もう行く?ちょっと遊んでく?」
「せっかくだし遊ぼ〜」
奏は子供だなぁとかいいつつも、音羽も遊びたいみたい。
「そーしよっ!というか、久しぶりだなぁ」
そう言いながら、何年ぶりだっけ?って考えていたら、
「何年?3年ぶり?」
と奏も同じことを聞いていた。
「そそ、なんも変わってないかと思ったら遊具綺麗になってるよね!」
確かに音羽の言うとうりだ。

「でも、遊具の内容全く一緒で笑える」
私が笑いながら思ったことを言ったら、なぜかみんな大爆笑しだした。

「ホントだ!階段の位置とかすべり台の向きまで前のと一緒じゃん笑」
2人とも、笑い方とか全然子供の頃のままだ、良かったなって、心があったかくなった。
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