ずっと前から、やっぱり好きだった。
会場には、もう何人か集まってた。
3年ぶりに会う同級生も何人かいて、「写真撮ろ~」ラッシュが始まった。
「苺果ぁ久しぶりぃめちゃ可愛いぃ」
みんな、名前を覚えててくれてる。春宮さん呼びなんて子は一人もいない。これだけなのに、一瞬で心は満たされた。
そして、私にやっと魔法がかかった。みんなに囲まれて笑ってる、シンデレラみたいなヒロインになれる魔法。
写真を撮り終わって、3人でわたあめを買って食べた。食べ終わって、わたあめの棒をゴミ箱のところに捨てに行った。ただそれだけだった。歩いていただけだった。
「春宮〜」
後ろから声がした。振り返るとそこには、同級生の男子グループがいた。声をかけてきてくれたのは別の男子だったけど、そのグループの中には陸牙がいた。目が合ったといえば合ったと思う。だけど、そこにいたことがびっくりすぎて、目が合ったとかどうとか考えている場合じゃなかった。
3年ぶりに会う同級生も何人かいて、「写真撮ろ~」ラッシュが始まった。
「苺果ぁ久しぶりぃめちゃ可愛いぃ」
みんな、名前を覚えててくれてる。春宮さん呼びなんて子は一人もいない。これだけなのに、一瞬で心は満たされた。
そして、私にやっと魔法がかかった。みんなに囲まれて笑ってる、シンデレラみたいなヒロインになれる魔法。
写真を撮り終わって、3人でわたあめを買って食べた。食べ終わって、わたあめの棒をゴミ箱のところに捨てに行った。ただそれだけだった。歩いていただけだった。
「春宮〜」
後ろから声がした。振り返るとそこには、同級生の男子グループがいた。声をかけてきてくれたのは別の男子だったけど、そのグループの中には陸牙がいた。目が合ったといえば合ったと思う。だけど、そこにいたことがびっくりすぎて、目が合ったとかどうとか考えている場合じゃなかった。